夢、目標を見失った日本人が多くなった!②
昨日の続きです。
今の日本人は、第一段階の「生物的欲求」や
第二段階目の「安心安全欲求」が達成できているが、
第三段階目の「愛・所属の欲求」や第四段階目の「承認欲求」が
満たされていない人が多い様に思います。
今、多くの人が「心が欲しい」と叫んでいます。
人間は誰でも生まれてから死ぬまで「人から愛されたい」
という気持ちがあります。
核家族化、一人世帯も多くなり、地域でのイベントや
地域との繋がりも少なくなって、職場で効率を上げるために
少ない人数で回すといったことが起きています。
一世帯当たりの人数が2.14人(2021年度)
一人で暮らしている単独世帯が28.8%、夫婦二人世帯が24.4%
という現状です。
それ以外の人も、人との人間関係は煩わしいし得意でないという人
が増えてきています。
人間の人生は、心と愛の絡み合いで成り立っています。
「人から愛されたい」「認めて欲しい」「わかって欲しい」
「ほめて欲しい」「信じて欲しい」と欠乏している。
私も以前に会計事務所に勤めていた最初の時には、まだパソコンも無く、
上司と部下が協力しながら会話しながら、伝票に手書きし、仕訳をし
電卓で計算するということをやっていました。
それから、10年ぐらい経ってくるとパソコンも普及し始め、一人ひとりが
自分のパソコン向かって単独作業になってきたと思います。
その様なことは、全産業で起きてきています。
飲食の業界でも、以前は住み込みの見習い修行がありましたが、
最近は、飲食店も見習い(見習いであっても最低賃金を支払わなければならない)
させている余裕も無くなり、即戦力を求める様になってきてしまっています。
時間をかけて、一から時間を掛けて料理人を育てられ難くなってきています。
その様な現状の中で、コミュニケーション不足、愛の欲求、承認欲求が不足し
心が病んできてしまっている人も多くなってきています。
職場においては、一生懸命に頑張っている人ほどこの傾向が強く、
ある日突然、退職届が!
ということになり、貴重な人材が辞めてしまうことになってしまう。
次回は、この欠乏している願望を従属するために、どんなことを具体的に
事例を用いながら、考えていきたいと思います。